第4章 ガーデニング・カレンダー 1月

第4章 ガーデニングカレンダー  THE GARDENING CALENDAR



ఔ 1月 JANUARY ఔ


屋外 OUTSIDE


◆冬の間の庭仕事は天候や他の季節の関わりの関係で長い期間にわたって行われることが多く、土の掘り起し、植え付け、剪定などは11月に始まり、3月までには終わらせますが、早い時期に行うほうが良いでしょう。

◆肥やしはもし置いておくところがあるなら買い入れておきましょう。私はホット・ベッド(温床)に使うために馬糞の買い入れは3月まで待ちます。2度使うことで半分の費用で済みます。



◆天候の悪い時には、その年のシーズンが始まるときに必要なものを準備します。道具を点検し、必要なものは作ったり修理したりし、機械には塗装したりしておきます。

◆ガーデンセンターのバーゲンをチェックしましょう。この時期はクリスマスで売れ残ったものを安く売ることがあり、肥料や堆肥などをたくさん買うと大きく割引したりします。できるだけ大きい袋で買うと、十分1年分に当たるかも知れませんが、それだけお得です。

◆ルバーブの新しいクラウンを植え付けましょう。あらかじめ肥やしや堆肥で土を改良しておきます。

◆庭に生垣がある場合は、株元をきれいに掃除して、成熟した肥やしや堆肥でマルチングをします。

◆ビニールマルチで庭の一部をおおって、土を乾燥気味に保ち温め、シーズンの開始を早められるようにします。

◆たき火は焼却したい病気の植物がないなら勧められません。たき火用の山を1週間以上積み上げたままにするときには、火をつけるまえに冬眠しているハリネズミがいないかチェックします。

◆土が凍って硬いときには植え付けはむずかしいですが、肥やしを必要なところに車で運ぶのにはよい時です。地面が凍っていると仕事がしやすく、肥やしをまく予定のところに積み上げておきます。

◆気候が穏やかな時期にはヤナギの休眠枝挿しをします。30cmほどに切った枝の23cmほどを砂を入れた溝のなかに挿し込んでおくと間もなく根をだします。

◆村の催しで賞を取りたいときには、大きなタマネギの品種の種を買って、加温式の育苗器にその種をまき、大きな球根を育てます。野菜を育てるガーデナーは大きなタマネギがあまり長持ちしないことは知っておく必要があります。


屋内 INSIDE


◆月が終わりかけたら少しレタス'Tom Thumb'やハツカダイコン'Robino'を鉢で育て始めます。ハツカダイコンは鉢でそのまま育てて早い時期に収穫しますが、レタスは9cmの鉢に移植して大きく育てて、これも早い時期に収穫します。


◆必要な種を注文していること、育苗トレーや鉢、培養土など温室で早くから必要になるものをそろえていることを確認します。

◆温室やフレームを消毒液をつかってきれいに掃除をしておきます。

◆保存している果物や野菜をチェックして、腐りはじめているものは取り除きます。

◆温室のテーブルの脚にはグリースを帯状に塗っておき、キンケクチブトゾウムシが這い上がらないようにします。