第4章 ガーデニング・カレンダー 2月

第4章 ガーデニングカレンダー  THE GARDENING CALENDAR



ఔ 2月 FEBRUARY ఔ



屋外 OUTSIDE


◆もし土の掘り起こしやマルチングを終えていないなら、早めにやっておきます。霜が土のかたまりを砕けいてくれ、土の中の害虫を殺してくれます。

◆月のはじめに、野菜を早く育てたい場所にクローシュを置いておきます。そうすれば土が乾いた状態を保ち、土が温まり、早くに種をまいたり育てたりする準備になります。土の温度が7度以上になるまでは種はまきません。

◆気候が厳しくなければ、果樹の冬選定の適期です。この時期には枯れ枝や交差する枝などは完全に取り除いておきます。

◆雑草がこの時期にも種をまき散らすことがありますから、ボーダーはよくチェックして地面を完全にきれいに掃除しておきます。

◆土のpHを測定して、必要なら地面に石灰をまいて雨でしみ込ませるようにします。pHは6.5を目標にします。

◆果樹や低木にかるくロック・ポタッシュ(カリを多く含む岩を砕いた粉末)をまきます。

◆エルサレム・アーティチョーク(キクイモ)を植え付けます。

◆イチゴ苗にはクローシュをかぶせ、鉢植えの植物は温室に入れます。

◆クローシュをかぶせて2週間ぐらいたった月末ごろまでには、ソラマメやキャベツ、ニンジン、カリフラワー、レタス、早生のエンドウマメ、葉タマネギ、ホウレンソウ、カブなどの種をまきます。これらの野菜の苗を温室で育てた場合は、クローシュやコールドフレームの中に植え付けます。

◆気候がよければタマネギやシャロットを外に植え付けます。でもあわてる必要はなく、もう少し待ったほうがよいことが多いようです。

◆ブッドレア(Buddleia davidii)のような年の後半に花をつける落葉樹の剪定をします。オトギリソウは前年にさび病がでたときには地際まで切り詰めます。

モモの木はカバーをかけて、モモ縮葉病の菌が付着するのを防ぎ、遅霜の害から守ります。

◆遅咲きのクレマチスは地面から15cmほどの高さで剪定します。

◆秋に実をつけるラズベリーを地際で剪定します。電気式のシュレッダーで細かくしてマルチに使います。

◆ブラックカラントの芽を綿布や細かいネットで鳥から守ります。

◆春キャベツに血粉肥料をほどこします。


屋内 INSIDE


◆ジャガイモの種イモを霜の降りない涼しくて明るいところに置いて芽を出させます。

◆高山性の植物の種をポットにまいてコールドフレームに入れます。

◆ベゴニアやゼラニウムの種を暖房した温室、あるいは窓際においた育苗器にまきます。

◆根をだした挿し穂を選り分け、カビの病気の兆候のある葉は取り除きます。

◆ソラマメ、キャベツ、ニンジン、カリフラワー、セロリアック、セロリ、早生のレタス、タマネギ、早生のエンドウマメ、葉タマネギ、ホウレンソウ、カブなどの種をまきます。

◆インゲンマメの種を温室内で育てて収穫するために7.5~12.5cmの間隔でまきます。

◆耐寒性の一年草の種を育苗トレイにまいてコールドフレームで発芽させます。

◆菊やフクシアの挿し穂とりを始めます。

◆アーティチョークを年内に収穫するために、その種を7.5cmのポットにまきます。

◆ブドウの支柱を立てます。