第4章 ガーデニング・カレンダー 12月

第4章 ガーデニングカレンダー  THE GARDENING CALENDAR



ఔ 12月 DECEMBER ఔ



屋外 OUTSIDE


◆12月は見た目にはそう思えなくても、まだ夏からの温かさがわずかに残っているので、果樹を含め裸苗の樹木や低木の植え付けはまだ可能で、年内に終わらせる

◆芽キャベツ、キャベツ、カリフラワーなどの収穫がたくさんできる。収穫が終わったら、根ごと完全に引き抜いて、病害虫の発生がしにくいように清潔にする

◆可能なら、電動のシュレッダーを手に入れて、剪定枝や引き抜いた野菜の茎や根などを細かくして、堆肥の材料にしたり、ボーダーのマルチに使ったりする

◆落ち葉集めを続け、金網で作った落ち葉置きに入れて朽ちさせる。地域の落ち葉の集積所から落ち葉を相談してもらうのもよいアイデア。袋を準備して自分で詰めれば、容易に許可が得られる。腐葉土より優れた土壌改良材は少なく、鉢植えや種まきに使用する培養土にピートの代用品として優れている。

◆樹木や低木の植え付ける場所を間違えたときには、12月が移動の適期。大きな木であれば、根にできるだけ土をつけたまま、麻布で包む。移植したら風から守るために支柱を立てる

◆常緑の若木、特にコニファー類を風の強いところに植え付けた場合には、ガーデンセンターにある専用のプラスチック製の風よけや、麻布などで一時的な風よけを立てる

◆冬の木の剪定を終える。凍りつく寒い季節には剪定は好ましくない

◆寒さに弱い低木や草花はクローシュをかけて保護し、完全に地上部が枯れるものは藁を敷いてから土をかぶせておく。巨大なルバーブに似たグンネラは、その葉をクラウンにかぶせて寒さから守る

◆鉢植えの寒さに弱い植物、例えばゲッケイジュなどは月の初めごろまでに温室に入れておく。サルビアやマーガレットのような寒さに弱い多年草は掘り上げて鉢や箱に植え付けて暖房のない温室にいれて冬越しさせる


屋内 INSIDE

◆冬レタスをコールドフレームに種まきしていたら、最終的な場所に月初めに移植しておく

◆暖かい日は温室やコールドフレームの修理などに当てる。ひび割れたガラスは専用のテープで補修するか、または新しいガラスに交換。放置するとしずくが垂れて寒さに弱い植物の葉をダメにする

◆イチジクやブドウ、モモ、ネクタリンなどを温室のボーダーでを育てる場合には、今が植え付けの適期